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  • 香川峰雲(1904-1977)コレクション

    古典を重んずる篆刻界で、峰雲は前衛的な作品を積極的に模索し、刻字作品もいち早く手掛けて、戦後の書壇に新たな領域を開拓しました。57件の作品のうち56件は香川倫子氏からの寄贈です。石印25件、刻字20件、印影7件などで、峰雲の作風の全容を語ることができる作品がそろいます。印影作品と石印を比較できるもの、刻字作品は原稿と照合できるものもあります。

     

    香川峰雲刻(1904-1977)天駆ける馬(両面印)、石印、一顆、7.7×11.8×3.9、香川倫子氏寄贈

     

    香川峰雲刻(1904-1977)毛主席詩(両面印)、石印、一顆、7.7×11.8×3.9、香川倫子氏寄贈

     

    香川峰雲刻(1904-1977)大吉祥、木材刻書、一面、42.5×35.0、昭和50年第28回書道芸術院展、香川倫子氏寄贈

     

     

    香川峰雲刻(1904-1977)万寿無彊、木材刻書、一面、54.0×41.0、香川倫子氏寄贈

     

    香川峰雲(1904-1977)水の集合体、一面、39.5×29.2、香川倫子氏寄贈
  • 千代倉桜舟(1912-1999)コレクション

    かなの書を得意とする作家として歩んでいた桜舟は、戦後シベリアに抑留されました。帰国後は自身の気持ちの趣くままに現代的な表現の追究に至りました。その振幅の大きさを物語る78件にわたる大規模なコレクションは、一様には分類できない作品群です。古典を下敷きにした繊細な小品から、20mを超える超大作まで、個展、毎日書道展、書道芸術院展などの出品作がそろいます。ご本人による寄贈が3件。その他をご遺族様からご寄贈いただきました。

     

    千代倉桜舟筆(1912-1999)燃える母(部分)、紙本朱墨書、十曲一双、各127.8×646.0、平成二年個展、千代倉桜舟氏寄贈

     

    千代倉桜舟筆(1912-1999)心平英文詩より、紙本墨書、一面、69.0×96.0、昭和51年第8回現代書展、千代倉譲治氏寄贈

     

    千代倉桜舟筆(1912-1999)春殖(部分)、紙本墨書、八曲一双、200.0×1800.0、平成元年個展、千代倉譲治氏寄贈

     

     

  • 石井雙石(1873-1971)

     

    石井雙石(1873-1971)簞食壼漿、石印、一顆、2.7×2.7、梅舒適氏寄贈

     

     

     

  • 大澤雅休(1890-1953)

    大澤雅休筆(1890-1953)朝薺暮塩、紙本墨書、一面、57.9×54.1、山本聿水氏寄贈
  • 大澤竹胎(1902-1955)

    大澤竹胎筆(1902-1955)とりがなく、紙本墨書、一幅、20.8×47.7、小野博子氏寄贈
  • 中島邑水(1907-1986)

    中島邑水筆(1907-1986)丘、紙本墨書、一面、87.8×53.5、昭和50年毎日書道展
  • 村田龍岱(1908-1977)

    村田龍岱筆(1908-1977)白濤、紙本墨書、二曲半双、120.0×275.0、昭和40年、村田和嘉子氏寄贈
  • 小川瓦木(1911-2000)

    小川瓦木筆(1911-2000)古代人からのメッセージ、紙本墨書、一面、273.0×191.5、平成9年個展、小川瓦木氏寄贈
  • 津田翠岱(1911-2000)

    津田翠岱筆(1911-2000)羅漢、紙本墨書、六曲半双、69.0×336.0、昭和37年、津田登代子氏・武内淳子氏寄贈
  • 比田井南谷(1912-1999)

    比田井南谷筆(1912-1999)作品67-11、紙本墨書、一面、73.0×103.0、昭和42年個展、田村空谷氏寄贈