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  • 【収蔵優品展 篆・隷・楷・行・草・仮名-書体をめぐる書の表現】

    収蔵優品展 篆・隷・楷・行・草・仮名-書体をめぐる書の表現(2月22日-4月20日)
    第41回成田山全国競書展(4月1日-4月20日)

     

    文字が生まれ、時代を経る中で様々な書体が生まれてきました。篆・隷・楷・行・草の五書体は、すでに中国北魏の時代には確立されていました。文字が伝わった日本では、漢字の草書をさらに簡略化した仮名が生まれ、日本固有の字体となり現代に伝えられています。これらの書体は特性や用途などにより使い分けられてきましたが、それぞれに書法や筆法、用具用材も異なり、今日でも書の表現を豊かにする重要な要素となっています。
    本展はそれぞれの書体に注目しながら展示を構成します。各書体の魅力や表現の特質を改めて考えるとともに、書表現の広がりを感じていただきたいと思います。
    なお、4月1日から1階展示場は、第41回成田山全国競書展となります。

     

    会期
    令和7年2月22日(土)-4月20日(日)
    休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
    3月24日(月)-31日(月)は展示替えのため休館

     

    開館時間
    9時-16時(最終入館は15時半)

     

    入館料
    大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
    ※( )内は20名以上の団体料金

     

    主催・会場
    成田山書道美術館
    〒286-0023 千葉県成田市成田640 ℡.0476-24-0774

     

    交通
    JR・京成成田駅下車 徒歩25分またはタクシー

     

    主な出品作品
    篆書・石鼓文(拓本) ・青山杉雨「眼中之人」
    隷書・曹全碑(拓本) ・西川春洞「詩書屏風」
    楷書・鄭道昭「鄭羲下碑」(拓本) ・大字法華経 化城喩品第七断簡
    行書・王羲之「集王聖教序」(拓本) ・王鐸「王摩詰詩」
    草書・懐素「自叙帖」(拓本) ・良寛「七言絶句」
    仮名・伝紀貫之「名家家集切」 ・尾上柴舟「大空」

     

     

     

    2階会場風景

     

    〈篆書〉石鼓文(拓本)

     

    〈篆書〉青山杉雨「眼中之人」

     

    〈隷書〉 曹全碑(拓本)

     

    〈隷書〉西川春洞「詩書屏風」

     

    〈楷書〉鄭道昭「鄭羲下碑」(拓本)

     

    〈楷書〉大字法華経 化城喩品第七断簡

     

    〈行書〉王羲之「集王聖教序」(拓本)

     

    〈行書〉王鐸「王摩詰詩」

     

    〈草書〉懐素「自叙帖」(拓本)

     

    〈草書〉良寛「七言絶句」

     

    〈仮名〉伝紀貫之「名家家集切」

     

    〈仮名〉尾上柴舟「大空」
  • 次展【幕末明治の下谷文人】

    幕末明治の下谷文人

     

    江戸時代には幕府の儒学政策と黄檗僧の渡来などによって、明末清初の中国文化が江戸の市井にももたらされました。浅草の八百善をはじめとする料亭には、大田蜀山人や亀田鵬斎、市河米庵、寛斎、菊池五山などといった文人たちが煎茶や詩文、書画などを楽しんでいます。
    こうした文人たちのいとなみは近代にも受け継がれ、書画会が盛んに開催されました。人びとは、文人を囲んで思い思いにやり取りを楽しみ、書家や画家も来場者の要望に応じて書画を揮毫します。目前で筆をとる文人たちの姿に感動を覚えたり、その書画を求めたりと、多くの人びとが集まりました。
    この時代の文人たちは書家であると同時に漢詩人、画家といった一面を持っており、さらに、公では政治家や官吏、実業家などの顔を持つさまざまな階層の人びとが交流しています。文墨に親しむさまざまな文人たちの書や画をおたのしみください。

     

    会期
    令和7年4月26日(土)-6月15日(日)
    休館日:5月7、12、19、26日、6月2、9日

     

    開館時間
    9時-16時(最終入館は15時半)

     

    入館料
    大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
    ※( )内は20名以上の団体料金

     

    主催・会場
    成田山書道美術館
    〒286-0023 千葉県成田市成田640 ℡.0476-24-0774

     

    交通
    JR・京成成田駅下車 徒歩25分またはタクシー

     

    主な出品予定作品
    「七言絶句」大田蜀山人 一幅
    「論書六言詩」市河米庵 一幅
    「合作書画幅」亀田鵬斎、酒井抱一、菊池五山、市河寛斎、市河米庵ほか 一幅 文化13年
    「花卉図賛」大沼枕山、福島柳圃、奥原晴湖ほか 一幅 明治8年
    「明治天皇御製」西川春洞 六曲一双 大正2年