小坂奇石(1901-1991)コレクション

小坂奇石は戦後書壇を代表する一人です。王羲之や顔真卿、米芾、王鐸などの古典を渉猟したその先に、墨跡の持つ気韻を昇華させました。40件のコレクションには、漢籍の素養をもとにした自詠の作品が多いことも特徴です。現代書道二十人展、日展などの出品作が中心です。ご遺族と璞社二代目会長の江口大象氏から寄贈を受けました。

 

小坂奇石筆(1901-1991)游芸、紙本墨書、一面、42.0×69.5、江口大象氏寄贈

 

小坂奇石筆(1901-1991)従容録一節、紙本墨書、二曲半双、103.5×119.5、昭和50年第14回璞社書展、小坂 淳子氏寄贈

 

小坂奇石筆(1901-1991)晩秋書懐、紙本墨書、一幅、118.3×32.9、平成3年璞社書展、小坂淳子氏寄贈