浅見錦龍(1922-2015)コレクション
浅見錦龍氏ならびに書星会からご寄贈をいただき、27件の作品と16件の自用印を収蔵しています。
群馬県前橋市に生まれた浅見錦龍は、喜舟を父に持ち、その後移り住んだ千葉の温暖な風土に恵まれ、中学3年で書を志しました。豊島師範学校で田中海庵に書を学び、父喜舟の薫陶を受けた錦龍は、戦後手島右卿に書を学び、書星会を率いて日展をはじめとした展覧会で活躍しました。各体の大作から小品に至るまで、幅広く手掛けた錦龍氏の書は、直情的な表現が特徴的で、生命力溢れる作品を多く遺しています。当館には日展や毎日書道展での受賞作をはじめとした代表的な作品が収蔵されており、その書業を回顧することが出来るコレクションとなっています。