伊藤鳳雲(1916-2001)コレクション

ご遺族と、芝松翠氏をはじめとする門下の先生方からご寄贈いただき、38件の作品と、愛玩の書画や文房具、自用印50件、著作物や研究誌『かな研究』など、周辺資料も収蔵しています。日展特選、菊華賞、内閣総理大臣賞の受賞作を含む、昭和30年代から最晩年までの作を収蔵しており、作品の変遷をたどることができます。中字、大字仮名を主とし、日展や現代書道二十人展、日本書芸院展、主宰した千草会書展などの作品が中心です。
「光のある書」を提唱し、読みやすく、明るい書を多く遺した鳳雲の姿勢をこのコレクションから理解することができます。

 

伊藤鳳雲筆(1916-2001)可古嶋、紙本墨書、一幅、118.9×55.8、昭和52年千草会書展、伊藤泰氏寄贈

 

伊藤鳳雲筆(1916-2001)象の小川、彩箋墨書、一幅、24.0×35.7、平成9年黄薇かな書展、伊藤泰氏寄贈

 

伊藤鳳雲筆(1916-2001)足柄の、紙本墨書、一幅、142.0×36.8、平成10年現代書道二十人展、大杉伸暁氏寄贈

 

伊藤鳳雲筆(1916-2001)熱田津に、紙本墨書、一面、52.2×196.3、千草会書展、伊藤泰氏