鈴木梅渓(1887-1973)コレクション

ご遺族から一括して寄贈を受け、50件の作品を収蔵しています。
書家としてまた、教育者として活躍した鈴木梅渓は、田中親美に師事して古筆の研究をしていました。時には親美の右腕となって作品解説を手掛けています。親美の料紙を用いて揮毫された絶筆の「和漢朗詠集」や日展出品作など、昭和2年頃から最晩年の作品まで幅広い年代の作品があります。模写が第一の学習方法と考えた梅渓の学ぶ姿勢がうかがえる「臨書帖」も貴重な資料です。

 

鈴木梅渓筆(1887-1973)縄の浦ゆ、紙本墨書、一面、46.0×69.5、昭和44年日展、鈴木和夫氏寄贈

 

鈴木梅渓筆(1887-1973)和漢朗詠集、彩箋墨書、六曲一双、各26.8×38.5、絶筆、鈴木泰夫氏寄贈

 

鈴木梅渓筆(1887-1973)臨書帖、鈴木文子氏寄贈